店舗でのBGMって気楽に考えがちだと思います。私も昨年までバーを経営していたので重要なことを皆様にお伝えいたします。JASRACと上手く付き合わないと大変なことが起こります。
JASRACとは
正式名称:一般社団法人 日本音楽著作権協会(JASRAC)
事業内容
- 音楽の著作物の著作権に関する管理事業
- 音楽著作物に関する外国著作権管理団体等との連絡及び著作権の相互保護
- 私的録音録画補償金に関する事業
- 著作権思想の普及事業、音楽著作権に関する調査研究
- 音楽文化の振興に資する事業
利用者が行うこと
JASRACに登録されている楽曲を使用する場合は「利用申し込み」、「使用料」、「利用楽曲の報告」が必要となります。
利用対象
- イベント・店舗での演奏、BGM、カラオケ
- ホームページでの作詞、楽曲の使用
- ブライダルシーンでの楽曲使用
- その他多数
個人で楽曲を聞く以外ほとんどの場面で使用料がかかります。

無断で楽曲を利用した場合
最近のニュースでも話題となっております。
音楽教室にJASRAC職員が「主婦」と偽り潜入調査を行い著作権料徴収を請求を行いました。
2016年にはキャバクラでピアノの生演奏を行なっており起訴され1,570万円の損害賠償を命じられたケースもあります。
使用料はいくら?
店舗面積で使用料が決まります。
区分 | 店舗面積 (店舗等の場合) | 宿泊定員 (宿泊施設の場合) | 年額使用料 (別途消費税相当額を加算) |
---|---|---|---|
1 | 500m2まで | 100人まで | 6,000円 |
2 | 1,000m2まで | 200人まで | 10,000円 |
3 | 3,000m2まで | 300人まで | 20,000円 |
4 | 6,000m2まで | 400人まで | 30,000円 |
5 | 9,000m2まで | 500人まで | 40,000円 |
6 | 9,000m2を超える場合 | 500人を超える場合 | 50,000円 |
年間6,000円なら払っておいた方が良いですね。
それでもJASRACには払いたくないという方へ
JASRACに登録されていない楽曲を使いましょう。
著作権フリーコンテンツですね。
DOVA-SYNDROME
フリーBGM(9,934曲)
Audiostock
BGM・効果音(251,237点)
完全無料で使えそうなのはこの位です。
個人的にはJASRACにきちんと払って人気の楽曲を使いたいです。
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